LDT株式会社

コラム

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2023.06.26

私たちLDTが考える「AgeTech(エイジテック)」とは?

今回、私たちLDT株式会社が「AgeTech(エイジテック)」事業に参入することを決めた背景や狙いについてご紹介したいと思い記事を書かせて頂きました。

とはいえ、「AgeTech(エイジテック)」の言葉を初めて知った方、聞きなれない方もいらっしゃると思いますので、まずは「AgeTech(エイジテック)とは何か?」について説明していきます。

1. 私たちLDTが考える「AgeTech(エイジテック)」とは?

私たちLDTは、超高齢化社会で起こりうる問題や社会的課題を解決するため、AgeTech(エイジテック)は、必要不可欠な取り組みだと考えています。

「AgeTech(エイジテック)」とは、Age(年齢)とTechnology(テクノロジー)を合わせた造語で、高齢者に向けた新しい技術を使い、多方面からサービスやサポートを行うことです。

高齢者の健康管理や医療の効率化、社会活動への参加促進など、さまざまな分野で活用されています。

例えば、高齢者の健康を管理する食事記録アプリや、手首や腕など身体に装着し、血圧や歩数、心拍数を計るウェアラブルデバイス。孤立感を和らげるために開発されたAIの人形型ロボットなど。

他にも、介護を支援するロボットの開発や、顔認証で認知症患者の徘徊を防止するシステムやスマホやタブレットを利用しての遠隔診療などもAgeTech(エイジテック)に含まれます。

このように、AgeTech(エイジテック)を、日常生活に取り入れることで、高齢者の健康と生活の質を向上させ、老後をより豊かにすることが期待されているのです。

2.LDTがAgeTech(エイジテック)領域への参入を決めた2つの理由

とはいえ、「AgeTech(エイジテック)」は、一般的な認知度はまだ低い状態です。そのような状況で私たちLDTがこの領域への早期参入を決めたのは、下記2つの大きな理由があります。

  1. 2-1.老後のQOLの向上に寄与した「社会貢献」
  2. 2-2.超高齢社会で起こりうる問題の「課題解決」

2-1.老後のQOL向上に寄与した「社会貢献」

私たちは今後、超高齢化社会に突入する先進国の一員として、人生の後悔をなくし、質の向上をあげるためのソリューションとなる活動を担っていき、ひいては社会貢献に繋げたいと考えています。

もともと、私たちは「やさしいお葬式」や「やさしい相続」の事業を運営していました。どちらも重要な分野ではありますが、葬儀と相続は亡くなった後に発生するため、それだけでは老後のQOL向上は限定的であると感じたのです。

その点、AgeTech(エイジテック)市場は、幅広いニーズをカバーでき、さらなる技術革新やインフラ向上が期待できる分野でもあることが予想されます。

エイジテックの市場ポテンシャル※弊社コーポレートサイト「ABOUTページ」より

2-2.超高齢社会で起こりうる問題の「課題解決」

もう一つの理由は、超高齢化社会で今後、必ず起きるさまざまな問題解決に取り組んでいきたいためです。

厚生労働省の試算によると、2040年の65歳以上の高齢者数は3,921万人となり、全体割合は35.3パーセントとなり、3人に1人が高齢者である未来は目前まで迫ってきているのです。
情報参考元:令和2年度版厚生労働白書、

超高齢化社会では医療費や年金などの社会保険の増大、少子化、人口減少、就労人口減少による労働者不足、社会的孤立による健康状態の悪化や生活の質の低下などが予想されます。

AgeTech(エイジテック)は問題解決のキーとして、今後さらに重要性が増してくるでしょう。

AgeTech(エイジテック)領域への参入は、今後の日本の将来のためにも、本気で挑戦していく価値があると考えています。

3.LDTが目指すAgeTech(エイジテック)の取り組み

実際に私たちがどのようにAgeTech(エイジテック)へ取り組んでいきたいか、より具体的な内容を2つ説明させていただきます。

  1. 3-1.シニアライフのQOL向上
  2. 3-2.超高齢社会に適した情報とサービスインフラの構築

3-1.シニアライフのQOL向上

後悔のないより良い老後を過ごすためには、QOL(生活の質)の向上は必要不可欠なものです。私たちは個々の悩みや不安に合った、問題解決を提示していきたいと思っています。

具体的には、本人が希望する医療や介護、相続の他、財務整理や家族や友人、知人に向けたエンディングノートの作成、旅行やボランティア活動など、老後にやりたいリストの作成などです。

これら老後のさまざまな気がかりや心残りを解消することは、健康面や資金管理の不安から解放されるだけでなく、ご自身の知的好奇心も満たし、より良い人間関係の充実にも繋がっていくと考えています。

3-2.超高齢社会に適した情報とサービスインフラの構築

私たちLDTは、AgeTech(エイジテック)領域において、必要な人たちに最適な情報やサービス、選択肢を提供するプラットフォームとしての情報インフラの提供を行っています。

今後、超高齢化社会が加速する日本で、エイジテック領域は今以上にさまざまな分野や環境で目まぐるしく発展することが予想されます。

その際、私たちが懸念しているのが「情報洪水」「サービス供給過多」の問題です。次々と新しいサービスや技術が生まれる社会では、本当に必要な情報が埋もれてしまい最適な選択、判断が非常に困難な状況になります。

「何が自分に適したサービスなのか?」「どれを選べば間違いないのか?」といった、ひとり一人にあった課題解決に応えていきたいと考えています。

エイジテック領域※弊社コーポレートサイト「ABOUTページ」より

4.今後のAgeTech(エイジテック)の課題とアプローチ

AgeTech(エイジテック)は、利用するエンドユーザーとサービス提供側のITリテラシーの差異をいかに埋めるかが今後の課題となってくるでしょう。

目覚ましい勢いで発展していく技術革新に対し、過去の習慣や古いビジネスモデルに固執することで、AgeTech(エイジテック)の普及に阻害を与えてしまう可能性があるからです。

しかし、冒頭でも書いたとおり、AgeTech(エイジテック)は、今後の超高齢化社会において必要不可欠なものです。

そのため私たちはAgeTech(エイジテック)に関わっている、同じ志を持った方たちと共に、協力して確固たるプラットフォームを構築・提供していければと考えています。

今後も私たちLDTは、AgeTech(エイジテック)を中心としたサービスを提供し、超高齢化社会に向けての大きな社会貢献と課題解決ができる、価値ある企業を目指していきます。