「エンディング業界No.1」のその先へ。
社会の「新しい価値観」を創る
東村 翔太
経営企画部 / 2025年10月入社
自己実現欲求をもとに仕事をした日々

大事な人の病が変えた価値観。
自分のためから、社会のためへ
元気だった母が、突然がんを発病したんです。
私は両親が若いころに産まれた子供でしたので、母はまだ50代半ばでした。
母は周りと比べても比較的若く、ずっと健康でしたし、「死」や「闘病」について考えることは、これから20年後ぐらいかなと思い日々を過ごしていました。
私は10年以上前に大阪から東京に来ており、大学卒業後、母に会う頻度は年に1回〜2回になっていました。
しかし、突然の発病に際し、病と戦う母の姿を見ることで、今親孝行ができていないことの焦りを感じ、そして「QOL(Quality of Life:生活の質)」や「QOD(Quality of Death:死の質)」の充実について深く考えるようになったんです。
今の日本は、65歳以上の人口割合が29%を超える超高齢化社会。そして、認知症になる方は、5人に1人と言われる世の中です。
そうなると、最悪の場合、余生を考える前に、意思表示が難しくなってしまう。尊厳ある「QOL」や「QOD」が実現できないまま最期を迎える方が、今後増えるのではないか──そんな危機感を抱いたんです。
また、今の日本社会では「死」は、気軽に聞けないタブー感のある話題です。
親に「余生はどう過ごしたい?」「万が一のためにエンディングノートを書いたら?」と伝えても「私はまだまだ元気だから余計なお世話だ」と、喧嘩になってしまうケースも多いようです。
ところが、大事な話を先延ばしにした結果、亡くなった後に相続問題が起きて兄弟で揉めるなど、ご本人が望んでいない状況になることも…。
だからこそ「終活」や「ご本人が望む価値観での医療ケア」は、病気になってからではなく、もっと元気な早期から考え準備していくべきだと強く感じました。
そして、それが「当たり前」という新しいスタンダードを作っていきたいと使命感を持ち、仕事終わりに死生学の文献を読んだり、休みの日に遺品整理の副業をするなど、あるべき終活の追求にのめり込んでいました。
今まで、私は自己成長や成果など、仕事を自分の成長につなげ、ひたすら「自己実現欲求」を追い求めて働いてきました。
それが利他的に「誰かのため、社会のために働きたい」という「自己超越欲求」を持って働いていきたいとの思いに変わりました。
エンディング業界×AgeTech:
日本のスタンダードを変える挑戦
「エンディング業界に貢献したい」
その一心から転職活動を始め、エンディング業界の求人を見てきました。
ところが、私の目に映ったのは、やや古いレガシーなビジネススタイルの企業ばかり。事業内容も、葬儀・埋葬・供養といった「死後」だけにフォーカスした企業が多かったです。
そんな中で出会ったのがLDTです。
「エンディング業界をAgeTech※の力で変える」という明確なスタンスで、ITやDXに本気で取り組んでいるLDTに出会えたのは、本当に幸運だったと思います。
LDTに惹かれたのは、テクノロジーへの本気度だけではありません。LDTは「死後」だけでなく、介護や医療まで含めた「亡くなる前」の段階まで、視野の広い事業構想をしていました。
国が「人生会議」などで終末期の話し合いを推進しているように、私自身も母の発病を通じて「生前からの準備」の重要性を痛感していました。
「人生のエンディングと介護・医療・ケアの架け橋になる」というLDTのビジョンは、まさに私が追い求めていたものでもあったんです。
※AgeTech(エイジテック)とは、高齢化社会で生じる “暮らし・健康・介護・社会参加” にまつわる課題を、デジタル技術で解決・軽減しようとする製品・サービスの総称です。
調和が取れたLDTの5つのMVVに共感
さらに、私がLDTに惹かれたのが採用ページにも掲げているMVV(Mission・Vision・Value)の明確さです。
特に「5つのバリュー」──No.1、スピード、大きく考える、挑戦、誠実──この5つが、本当に私の価値観と”カチッ”と重なったんです。
成果を追求する「No.1」や「スピード」「挑戦」といった攻めの姿勢と、「誠実」という守りの姿勢。トレードオフになりやすい二つの価値観を両方大事にしている。
私自身が、一方に偏らず全体の均整が取れた組織に惹かれるタイプなので、LDTのMVVには強く共感しました。
また、面接の早い段階で、代表の白石社長と直接お話できたのも印象深かったです。
経営者自らが早めに面接に出てくれるというのは、それだけ候補者に本気で向き合っている証拠だと感じました。
特に心を動かされたのは、白石社長がエンディング業界に関心を持つきっかけとなったご家族との別れ——原体験をお持ちだったことです。
母の闘病を見て来た私の経験とリンクする部分があり、強く惹かれました。
トップが原体験を持ち、人生のエンディングに向き合う気持ちを理解している。これは大きな強みにつながると思っています。
なにより、白石社長は、エンディング業界の経験も長いプロフェッショナルな存在です。
「業界を知ったうえで新しい付加価値を提供し、さらにベンチャー的な動きもできる」——その両軸を兼ね備えているのがLDTの強みだと感じました。
ここにも、私が大切にしている「バランス」の価値観が表れていたんです。「この船に乗りたい!」と心から思えた瞬間でもありました。

「空・雨・傘」で描く成長戦略
現在私が担当しているのは、セールスを中心とした戦略立案と実行、そしてM&A後の統合支援、いわゆるPMI(Post Merger Integration)です。
セールス戦略において特に意識しているのは、「空・雨・傘」という思考整理のフレームワークです。
これは、「空が曇っている(状況)」「雨が降りそう(推測)」「傘を準備する(判断)」という意思決定のプロセスを言語化したものです。
この中で、私は「空を見る」、状況分析の精度を上げることを、とりわけ重視しています。
たとえば、「売上が上がらない」という課題があったとき。
売上は「商談数×単価×成約率」に分解できますが、どこにボトルネックがあるのかを正確に把握しないと、戦略や打ち手が的外れなものになってしまう。
受注数は去年と同じなのに単価が半額になっているなら、商談数を増やすより、プロダクトの単価設定を見直す必要があるかもしれない。
どこに問題があるのか分からないファジーな分析や、心理的なバイアスがかかった分析にならないよう、常に正しいデータをもとにした判断を心がけています。
また、分析の枠組みがMECEかどうかも心がけています。
一緒に働く方たちの市場価値を上げていきたい
もう一つ、私がセールス戦略で大事にしているのが、営業組織の「標準化」と「育成」です。
個々の営業メンバーが自ら戦略を立て、動けるようになることを理想としています。たとえば「今月はこの数字が足りないから、自分は5件増やそう」と自発的に動ける組織づくり。
いわば、「個人で考え、自走する営業集団」を作るのが目標です。
そして、そのためには「足を動かすだけではなく、頭を使って考えながら行動」すること。これが営業のキャリアパスを考える上で、大事だと思っています。
実は以前の会社で、成果が出るセールスマンに「なぜ成果が出たんですか?」とヒアリングしたことがあったんです。
すると、「気合で頑張りました!」「営業センスがあった」といった回答が意外と多く、成果の理由が感覚的な方が大半でした。
もちろん「押忍の精神で行きましょう!」や「とにかく数をこなす」など、がむしゃらに働くのが悪いわけではありません。結局「量」が最も大事なファクターとも思っています。
ただ、そんな方たちが将来、経営層に上がって企画や戦略立案を担うようになると、営業としてのキャリアの幅が狭くなってしまうと思うんです。
自分で考えPDCAを回していけば再現性のあるスキルが身につき、キャリアの幅も自然と広がっていきます。
さらには、上手く行かないメンバーの導きもできるようになると思います。
「一緒に働く方たちの市場価値を上げる」——それが、私のマネジメントにおける課題でもあります。
そのために、成果を出している方の行動や思考を言語化し、全体に共有・標準化することで、ナレッジの底上げも進めていきたいです。
「定性評価」と「定量評価」のバランスが生む新しい企業文化
次にPMIについてですが、PMI業務としては、業務プロセスの整備や組織体制の再編などありますが、私が最も重要かつ、難しいと考えているのは「文化の統合」です。
とりわけ「成果意識を持つ文化」をどう根付かせていくかが核だと考えています。
成果を追わずに売上が出る会社なら良いのですが、私自身が過去、新しいチャレンジや成果を追わず衰退していく姿を目の当たりにしてきたためです。
今の時代「安定している」と言われる大企業であっても決して例外はないでしょう。
もう一つの理由は、客観的な成果の数値が社員の平等性を担保できると思うからです。
人間関係の好き・嫌いといった「定性的評価」だけでは、上司の機嫌をとったり、派閥に気を使ったりする文化が生まれてしまいます。
余談ですが、私自身も上司にお酒を注ぐ行為が苦手で、何もやらず「気が利かない」とよく怒られてました(笑)。
一方の受注率や売上額などの客観的な数値に基づいた「定量的評価」があれば、誰もがフラットに評価されます。
ただし、これは成果の「定量的評価だけを見る」という意味ではありません。
定量的評価に偏り過ぎると、社内の雰囲気がギスギスして足の引っ張り合いになったり、目先の数字に囚われるあまり、長期的な視点で考えられなくなります。
だからこそ、人としての礼節や人柄、会社の理念に沿っているかといった定性的な側面も、同じくらい大切だと考えています。
定量評価と定性評価——二つのバランスを上手に取れれば、それこそが健全で働きやすい会社の新しい「文化」になるでしょう。
とは言え、LDTはもともと「成果を出すこと」や「良い仕事を求めること」に真剣に向き合う文化のある会社。
同調圧力が強く、本音が言いづらいようなグループシンクにつながる人間関係もありません。
互いに知識を高め合いながら一丸となって勝とうとする価値観が根付いているため、私にとっては非常に馴染みやすく、働きやすい環境だと感じています。
「エンディング業界No.1」ではなく
「業界全体を変える企業」へ
今の目標は、まず社内全員が「成果を出しやすく、生き生きと働ける環境」をつくること。
そして、LDTがエンディング業界・AgeTech分野のトップカンパニーになることを目指しています。
分野によっては、すでにトップシェアを取れている事業もあります。
ただ、目指しているのは単なる業界No.1ではなく、業界全体に新しい価値観を広げ、牽引していく存在です。
トップを目指すということは、市場や社会に対して強い発信力と影響力を持つことです。
単に自社だけの成功に満足するのではなく、業界全体の市場を広げる責任があると感じています。LDTにはその役割を担えるポテンシャルがあり、私自身もその一翼を担いたいと考えています。
LDTへ今後入社していただきたいのは、QOLやQODに深く関心のある方、そして「いい仕事をしたい」「社会に価値を残したい」という欲求レベルの高い方です。
今後のエンディング業界のあるべき姿など、熱い話ができれば嬉しいですね!
エンディング業界が初めての方も大歓迎です。
私自身もこの業界が初めてですが、ある意味、先入観や枠に囚われず思ったことを好きに発信できているので良かったなと思っています。
もしかすると、エンディング業界は、実体験が少ない若い方にとってはイメージが付きづらい業界かもしれません。
しかし、自己実現が重視される時代において「どう人生を送り」「どう最期を迎える」か。
そして、大切な人に「どう寄り添う」かは、誰もが遅かれ早かれ真剣に考えなければいけないテーマです。
こうした普遍的なテーマをテクノロジーの力で、根本から変えようとする企業は、日本に多くはありません。
2040年には、日本の年間死亡者数が約167万人と「多死社会」に突入すると言われています。
死亡者が増える今後の日本で、エンディング業界の社会的意義と市場ニーズは確実に高まっていくでしょう。
LDTは昔ながらのレガシーなエンディング業界の中で、新しい価値観を本気で創ろうとしている会社です。その気概は、経営層を含めて社員全体が持っています。
エンディング業界の本質に深く興味を持ち、テクノロジーの力で新しい「当たり前」を築くことに熱意を持てる方であれば、必ず強いやりがいを持てるはずです。
一緒にこれからのスタンダードを作っていきましょう!

LDTへ入社する前の私は「ビジネスマンとしてもっと成長したい」と、ひたすら自分の成長を一番優先する自己実現欲求を満たすために働いてきました。
最初は、大手のアパレル企業で新規事業開発(中国EC)を担当。
次に医療系のメガベンチャーで、医療従事者用プラットフォームを活用した営業や営業企画、BPR(業務改革)に携わり、次の外資系のシステム会社では、CRM(顧客管理システム)を提供する中小企業向けの営業に従事しました。
直近の医療系のシステム企業では、SaaS事業の責任者として営業、カスタマーサクセス、開発含めた中規模の組織マネジメントを担当し、経験の幅を大きく広げることができました。
どの会社も仕事はハードでしたが、やりがいがあり、成果に応じて報酬が上がり、権限が広がる環境は、私の自己実現欲求を満たすには十分でした。
ところが、そんな私に今までの価値観を変える大きな「転機」が訪れたんです。